東京ドームホテルがまるごと脱出ゲームの舞台に?!
「月夜の変装(ライアー)ホテルからの脱出」に参加した感想をレポートします。
※本公演はすでに終了してしまっています。
※「ネタバレは含まない」ように配慮していますが、捉え方によってはそのように感じる方もおられるかもしれません。抵抗のある方はご遠慮ください。
概要
【イベント名称】
月夜の変装(ライアー)ホテルからの脱出
【主催】
SCRAP
東京ドームホテル
【料金】
22,000円~53,000円
※参加人数(1~3名)、宿泊の曜日によって料金が変わります。
※2名、土曜日宿泊の場合は33,000円/人(合計66,000円)でした。
【所要時間】
公式:5~7時間
実績:8時間30分ほど
※最速の16時にチェックイン。16時30分ごろからスタート。
休憩も含めて、終了したのが25時ごろでした。
※全部で12パートに分かれていて、「〇時までにここを終えないと、演出が楽しめません」みたいな注意が書いてあります。
ちなみに最後の演出の指定時間は26時…。最初は「うそやろ。笑」って思ってましたが早く始めて正解でした。
全体的な感想
【難易度】
★★★★☆
【恥ずかしさ】
★★★★★
↓
★★☆☆☆
最初はめちゃくちゃ恥ずかしい!!
ですが、すぐに慣れます。恥をどこかに置き忘れて楽しみましょう!!!
【おススメ度】
★★★★★★★★★★
いくら脱出ゲームとは言え、1回のイベントに参加するために3万円ってどうなの…と、正直、応募する前は相当悩みました。
ですが、結論から言いますと値段以上の価値がある刺激的な体験が出来る大満足の1日でした。
ホール型も、ルーム型も、周遊型も、キット型も!あらゆる種類の謎解きゲームの良いところを詰め合わせたフルコースみたいな贅沢な時間が味わえます。
もっと言ったら、先日、初めて参加して大ハマりした「イマーシブシアター」の物語の中に入って体験するワクワク感も含まれていて…SCRAPさんの出来ること全部詰め合わせてくれてます。
イマーシブシアターについてはよかったらこちらの記事をご覧ください。
部屋を探し回ったり、ホテルの中を歩き回ったり、机やベッドで謎を解いたり、仮装を楽しんだり…出来ることが多すぎて、気づいたら時間が過ぎていました!
すごく長い時間あるにも関わらず全然ダレないように考えられています!
謎の種類の多さや出してくる順番!
ストーリーの「転」の部分を持ってくるタイミング!
そして、眠たくなってくる時間帯でもある終盤の盛り上げ方!
他の方も書かれていましたが、あのタイミングで大量のアレを投入してくる点だけを除けば…
リアル脱出ゲームの集大成と言っても過言ではないです。
(…まだ終わらずに、もっともっと進化してください)
記憶を消してもう一度チェックインの瞬間に戻りたい!
過去作の再演や、ホテル脱出の次回作に期待せざるを得ないです!!
部分的な感想
謎について
ただの謎好きで、得意なわけではありませんが…
めちゃくちゃちょうどいい難易度だったと思います。
難しすぎず、簡単すぎず…ヒントも充実。
ヒントは最初、「ヒントブック」が部屋に置いてあってそれを見る形になるのですが…
ある段階から、ヒントが本ではなくLINEで見る形になります。
これがなぜか…メインで使うLINEと連動しているのか、わざわざ「何番の問題」と打たなくても「ヒント」と打つだけですぐに今やってる問題のヒントを教えてくれて便利でした。
自分で解けたら快感な問題も多数!
それは無理やろ〜っていう理不尽な問題はなし!!
絶妙な難易度調整で楽しませていただきました!
ホール型の良さ
脱出ゲームと言えば謎解き。
いろんな形で次々とキットを受け取り、いろんな謎を解いていきます。
どこかで見たことのある形式の謎が多かったですが、「そう来るか」と思わせる感じで、見せ方がとても上手!やっぱり集大成。
部屋に置いてあったり、ナンバー錠を開けたり、ロッカーを開けたり、だけではなく、ホテルのスタッフから受け取ったり…とここでしかできない謎の受け取り方も楽しめます。
ルーム型の良さ
ホテルの部屋が拠点ですから…部屋といえば彼らの得意技。
ありとあらゆる場所に謎や、謎の手がかりが潜んでいます。
ネタバレになるのであまり言えませんが、ホテルの備品やアメニティとのシンクロ率が素晴らしすぎて、感動しました。
ただし、いつもみたいに机をひっくり返したりするのはNGらしいです。
じゃあ、そんなに探さなくても分かるんじゃ…って思うでしょう?そんなことないです!めちゃくちゃワクワクしました!
周遊型の良さ
とにかくホテルのあちこちを歩き回ります。
電車に乗ったり、人混みを歩いたり、雨が降ったり暑かったり寒かったりという心配がないので、それは普段の街歩きよりも良いのですが…部屋を出るときには基本的に仮装してるのでめちゃくちゃ恥ずかしいです。
その羞恥心も含めて楽しむのがこのイベントの醍醐味だと思います。
キット型の良さ+体験型の良さ
ホテルの部屋で謎解きをするので、ベッドに横になりながら解いても良いし、お茶を飲みながら謎解きしても、わいわいしゃべりながら楽しんでもOKです。
LINEや専用ページを使っての登場人物とのやり取りもキット型の良さの1つだと思ってるのですが…没入感ばっちりです!
先ほども述べましたが、それに加えて、登場人物と対面する場面もあるので、体験型の良さまで味わえます!!(生きた心地がしませんでした)
おそらくプロの役者さんで…こっちの発言にも対応してくれます。
もっと人物になりきって挑めばよかった…と後悔しています。
時間が足りない…
チェックインは最速がおすすめ!
4時~のチェックインですが、絶対最速で行くことをおすすめします!
1人で黙々とやれば終わるかもしれませんが、かなり脳に疲労がたまります。
2人~3人で行くと、仮装をして写真をとったり、休憩しすぎたりでその分時間が必要ですが、協力しながら謎を解けるので楽しかったです。
とにかくボリュームたっぷりなので、特に最初の方は、5分くらい悩んでも答えでない場合はどんどんヒント見る…くらいでやって行かないと、後半かなり時間に追われるかもしれません。
ドームでイベント開催日は要注意!
ホテル内の移動ではエレベーターに乗ることが多いです。
私たちが行った日は東京ドームでJUJUさんのライブが開催されていました。
20時ごろからコンサートを終えたお客さんが大量にチェックインしてきたため、エレベーターがなかなか来ず…1回乗るのに10分以上待たないといけないという事態が何度か発生しました。
結構エレベーターに乗る機会があるので、土日で人が多い時や、ドームでのイベント開催時は気を付けておきましょう。
少ない階の移動であれば、いっそ階段を使うのもありです。
特典で43階のバー、6階のバー(ドレスコードあり)、1階のカフェのどこかでドリンク1杯無料のチケットがもらえます。
謎解きに疲れて、20時40分くらいから43階に行こうとルンルンで向かったのですが…
エレベーターが来ず、ラストオーダー(21時)に間に合いませんでした・・・。
でも、次の日の朝に美味しいコーヒー(無料)とケーキ(有料)をいただけたので結果オーライです。
仮装について
部屋に入ったら、クローゼットの中に衣装が並んでいます!
これだけでテンションが爆上がりしますね!!
ネタバレ禁止で載せられない衣装もあったので、これらはほんの一部です。
写真撮影してわいわいするは楽しかったのですが、これを着てホテル内を歩かないといけないのが最初は辛すぎた・・・。
普通に人が多い場所を歩くこともあるし、エレベーターの中で一般の方と鉢合わせた際は一刻も早く外に出たくなります。
でも、すぐに慣れます。
せっかくなので、そんな羞恥心は忘れて思いっきり楽しむのが吉です。
余談ですが…人数分用意されてあるものもあれば、1着しかないものもあります。
その場合、お連れ様は普通の服で同伴することになります。
衣装を着ている方はその気になれるので、なんだかんだ普通の服で横を歩いてるのが一番辛かったりもします。
軽食は豪華!
事前にいくつかの選択肢からサンドイッチを注文できるのですが…
これが結構ボリュームもあって、美味しかったです!!
ホテルの2階にはローソン(24時間営業!!)もあるので、もし足りなかったら買い足しに行こう、くらいの気持ちで食事は心配いらないかな、と思います。
…にしても、この軽食はいつ渡されるのか…と楽しみにしていたのですが、めっちゃ嬉しい渡し方をされました。
必要なもの、あったらいいもの
【LINEが使えるスマホ】
なかったら遊べません!!
【(モバイル)充電器】
必須ではないですが、常にスマホは必要です。
ホテルなので部屋で充電してもOK
【歩きやすい靴】
かなり歩きます。
【動きやすい服装】
仮装は羽織るだけのものが多いですが、歩く時も屋内なので厚着だと苦しい…。
【サコッシュみたいなカバン】
衣装のポケットがあるように見えて、実は何も入れれない。
そして結構、丈が長かったりするのでズボンのポケットを使うにも不便。
それでいてスマホやルームキー、その他アイテムを持ち歩くので、何かしら入れるものがあるといいかもしれません。
えんぴつ、消しゴム、バインダーは部屋に置いてありました!!
まとめ
脱出ゲームが好きな人なら満足できること間違いなし!!
かなりの高額な値段に躊躇するかもしれませんが、これは騙されたと思って行ってみる価値ありです。
今回の公演は2024年2月25日までで、既に予約できる状態はないかもしれませんが、再演があった際や次回作が出てきた際にはぜひお試しください!
私も、絶対に参加したいと思います。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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